2011/05/21

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にゃん太の日記

category - 3nyan's Photograph
2011/ 05/ 21
                 

いつもと、同じ朝だった。起きて、トイレ行って、らん母さんをたたき起こして、ご飯貰って。
いつもと同じように、らん母さんは「行ってくるね」って言った。仕事ってやつだな。
でも、違ってた。「頼んだよ」って言われた。もうひとつ、何か言ったんだけど、ボクはすぐ忘れてしまった。
なんだったっけ?
何かが違うような気がした。だって、仕事ってやつにしては、らん母さんが持っていた荷物がやけに多かったから。

昼寝をしていると、誰かが家に入ってきた。ビックリした。知らないお姉さんだった。
お姉さんは、僕らのトイレを綺麗にしてくれたり、ご飯の用意をしてくれたりした。
どうして?

あれ?ボク、このお姉さん知ってる。ちょっと前にも家に来て、らん母さんと何か話をしていて、ボクはこのお姉さんの指の匂いをクンクンしたっけ。
でも、どうして?どうして、お姉さんが色々してくれるの?
あの時、らん母さんは「お世話になるんだよ」って言ってたけど、どうして?
らん母さんは、その日帰ってこなかった。夜勤ってやつか?

次の日も、その次の日も、お姉さんが来て、色々してくれた。
遊ぼうとしてくれたり、マタタビをくれたり、タオルを洗ってくれたりした(あれ、ご飯吐いたの、麗だからね。ボクじゃないよ)。
らん母さんは全然帰ってこなくて、麗と明は、お姉さんが来るたびに逃げて隠れちゃうんだ。
ボクだけはちゃんと(ちゃんとじゃないかもしれないけど)ご挨拶しなきゃ。
でも、ちょっと怖いから、とりあえず顔だけはお見せしよう。
だって、らん母さんに「頼んだよ」って言われたもん。
ボクがしっかりしなければ!!!

でも、どうして?
ずっと、このままなのか?

次の日も、その次の日も、同じようにお姉さんが来てくれた。
きっと、ずっと、このままなんだって、ちょっと思ったりもした。

その日は、いつもお昼寝しているとやってくるお姉さんが、朝来てくれた。
ボクは、ごあいさつをして、後はおとなしくしていた。

あれ?
なんだろう?
なんだか、お姉さんに会えるのは、これが最後の様な気がした。
どうしてだろう?
麗や明が、すぐ逃げ隠れしちゃうからかなぁ。
ボクからしっかり言っておくから、また来てくれるよね。

お姉さんが帰って、ちょっと寝て、葉っぱを食べようと思っていたら、誰かが来た。
ドカドカと外の階段を上がってきて、いきなりドアが開いて、
「よっ!ただいまぁ~!!!」と大荷物のらん母さんが、部屋に入ってきた。

「元気してた?」って・・・一体どこに行ってたんだよ~。

ボクは「にゃぁ~~~~!!!」と一言文句を言ってやった。
そうしたら、らん母さんは、ボクの頭を耳ごとグシャっと撫でて、
「腹切って、取って、縫ってきた」って言うんだ。
えっ!!!腹切って!?取って!?縫ってきた!?
なんで、そんな凄いことを笑顔で言うんだよ!!!
ビックリしているボクに、らん母さんは、これも笑顔で
「なんて顔してんだよ。必ず帰ってくるって言ったじゃん」って言った。

そうだ、ボクが忘れちゃった一言は
「必ず帰ってくるからね」だったんだ。

タワーの上に逃げていた麗と明も、「あらら?」って顔をして、ひょこひょこと降りてきて、喉をゴロゴロさせながら、らん母さんの側にやってきた。全く・・・。
らん母さんは麗と明のことも、同じように耳ごと頭をグシャっと撫でて、「ただいま」って言った。
おい、ボクだって、もっと撫でてほしいのだ。

その後、皆で一緒に昼寝をした。
大きなベッドで寝るのは、久しぶりだ。
最初は、らん母さんのお腹の辺りで寝ようとしたけど、
「ごめん、しばらくコッチね」と背中を向けられてしまった。まあ、良いさ。なんたって、切って、取って、縫ったんだから。
背中に背中をくっつけて、ボクがウトウトし始めたら、らん母さんが言った。
「お留守番ありがとうね。色々ごめんね」

まあ、良いさ。って返事の代わりに、ちょっとだけ喉をゴロゴロさせてみた。
それからぐっすり、お昼寝してしまった。

なんだか、急に色々な事が、元通りになっていくような気がした。

らん母さんは、しばらく仕事ってやつには行かないらしい。
嬉しいような・・・またうるさくなるような・・・。
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